ウイキョウの名で日本でも親しまれているフェンネル。フェンネルというと甘くてスパイシーな香りが特徴で、カレーのスパイスとしても使われています。
特に胃腸症状の緩和に効果があり、ヨーロッパではフェンネルを配合した胃薬や咳止め、漢方薬でも「冷え性で体力の比較的低下している人の、胃痛、胸焼け、食欲不振など」として用いられています。
目次
フェンネルの情報
呼び名 | フェンネル、fennel |
学名 | Foeniculum vulgare(フォエニクルム・ウルガレ) |
和名 | ウイキョウ(茴香) |
仏名 | Fenouil |
科名 | セリ科 |
使用部位 | 果実(一般に種子として知られる部分)、根 |
フェンネルの主な成分と効果効能
主な成分 | 精油、油脂、フラボノイド、フラボノイド配糖体 |
作用 | 駆風、去痰、鎮痙、利尿、殺菌、催乳 |
適応 | 消化器系のトラブル、消化促進、鼓腸、げっぷ、気管支炎、疝痛、妊娠による胃の不調、母乳分泌促進、泌尿器科系、消化器系の毒素排出 |
フェンネル(フェンネルティー)の禁忌と注意事項
- まれに呼吸器系、皮膚系のアレルギーが起きる可能性あり
- (フェンネルの精油に関しては、神経毒性を持つアネトールを多く含むので使用量を厳守)
安全性クラス:1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス:A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
BOTANICAL SAFETY HANDBOOK (メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版)
妊娠中(妊婦)は飲んでもいいの?
妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていません。用量を守って飲みましょう。
母乳の分泌を促進にもよいと言われているので、授乳中の方にもおすすめです。
(フェンネルの精油は妊娠中・授乳中は使用しないようにしましょう)
こんな時におすすめ
- 消化器官が弱っていると感じる
- 食後にハーブティーを飲みたい
- 母乳の出をよくしたい
- 月経痛を緩和したい
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