ペパーミントの効果効能 | ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス備忘録

生き生きとした緑色と清涼感が特徴のハーブ、ペパーミント。
葉を乾燥させて飲むハーブティー以外にも、デザートやドリンクに添えたり、モヒートにしたり、意外と馴染みのあるハーブでもあります。

わたしは食べ過ぎてお腹が重たい感じがする時や、朝起きてぼーっとした感じが抜けきらない時にペパーミントティーを淹れて飲んでいます。ペパーミントに含まれる成分が消化を促し、活力を与えてくれますよ。

目次

ペパーミントの基本情報

呼び名ペパーミント、pepermint
学名Mentha piperita(メンタ ピペリタ)
和名セイヨウハッカ
仏名Menthe poivrée
科名シソ科
使用部位

ミントと言っても色々な種類があり、もっとも有名な品種がペパーミントとスペアミントです。その他には、ホースミント、コーンミント、アップルミント、ペニーロイヤルミントなどがあります。
耳馴染みのあるペパーミントですが、実はスペアミントとウォーターミントの交雑種。
スペアミントは60%程度含まれるカルボンという成分によって甘い香りがするのに対し、ペパーミントはメントールを含むので清涼な香りがします。

ペパーミントの主な成分と効果効能

主な成分精油、フラボノイド、タンニン、フェノール酸
作用賦活、鎮静、鎮痙、駆風、利胆など
適応消化不良、吐き気、げっぷ、消化器系の痙攣、
不安、無気力症、鼓腸、胆汁分泌促進など
外用として使用した場合の適応口腔内の病気、口内炎(うがい)、風邪(吸入)

ペパーミントティーの主な成分、精油には l-メントール、メントン、メントフランなどが含まれています。
l-メントールは中枢神経を刺激し、脳の働きを活性化します。このことから、抑うつ症状の改善に効果があると言われています。

ペパーミント以外のミントにはほとんど含まれていない成分として、ポリフェノールの一種であるルテオリンがあります。
ルテオリンは、ペパーミントポリフェノールとも呼ばれ、ヒスタミンの分泌を抑制し、花粉症をはじめとするアレルギー症状を緩和します。

ペパーミント(ペパーミントティー)の禁忌・注意事項

  • 喉の痙攣の可能性があるため、5歳以下の子供は使用不可

安全性クラス:1適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ

相互作用クラス:A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

BOTANICAL SAFETY HANDBOOK (メディカルハーブ安全性ハンドブック第2版)

妊娠中(妊婦)は飲んでもいいの?

妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていませんが、最終的な安全性も確立されていません。
つわりの時におすすめのハーブティーとしてもよく知られています。
大量摂取を避けて容量を守って飲みましょう。
ペパーミントの精油は、妊娠中の使用は避けましょう。

こんな時におすすめ

  • リフレッシュしたい
  • 頭をすっきりさせたい
  • 食べ過ぎや飲み過ぎが気になるとき
  • 食欲を出したい

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