わたしが育良クリニックの無痛分娩で出産してから、早くも1年以上が経ちます。
(え…記事を書き始めてから公開するのに約2年かかってしまった笑)
今から振り返ると、わたしの場合は出産そのものよりも、産後すぐから1ヶ月後くらいまでの産褥期間の方が辛かったなぁと思っています。しかも出産2回とも。
産褥期間のなにが辛かったというと「会陰切開の痛み」と「悪露」と「便秘・痔」がダントツです…😭
眠れないとか疲れてるとかは、産後ハイのためあまり感じなかったのですが、この3つだけは今でも恐ろしいほどに辛かったです。
日々産後のことを思い出しては「あれが良かったな」「これはこうした方が良かったな」と反省会を開いているので、もしもう1度出産があるとしたら、1人目、2人目の時よりもずっと、体に負担のない産後生活を送れそうです😏
ただ、今のところ3人目のことは考えていないので、みなさまに伝授させてください…。
あくまでもわたしの体に効果的だったものの紹介となりますが、どなたかのお役に立てればいいなと思って、産後のマイナートラブルの対策や緩和方法を記しておきます。
産後のマイナートラブル①会陰切開
会陰切開の痛みについて
2人目の方が記憶に新しいので、2人目の産後のことを書きます。
わたしは2回とも会陰を切開し、2回とも溶ける糸で縫ってもらっています。
21時ごろに出産して、まだ出産用のベッドに横たわっている頃は麻酔がきいていたので痛くありませんでした。
24時ごろに病室に戻り、ベッドで眠りました。
しばらく眠っていたのですが、会陰がジンジンと痛んできて目が覚めました。夜中の2時頃です。
会陰切開の痛みの種類は、鋭い痛みではなく、嫌な痛みなんです。指先を紙で切ったことがある人は多いと思うのですが、その時の痛みの強いバージョンだと思ってもらえるとわかりやすいです。ジンジン、ジンジンと痛みます。
突然痛みが出てきたのは、麻酔が切れたからでした。
「痛くなったらナースコールをするように」と事前に言われていたので、すぐに看護師さんに電話をして、痛み止めの錠剤をもってきてもらいました。痛すぎてすぐに痛み止めを飲み、その後も痛み止めを飲んでもいい間隔の最短で飲み続けました。
いつまで痛むかというと、それは忘れました。笑
入院中におまたが痛すぎ&痛くなるのが怖すぎて、退院後の自宅用にAmazonでロキソニンを買っておいた記憶がありますが、お家では痛み止めは飲んでいなかったので、長くても5日の痛みでした。
(切開の規模にもよるし、ここは個人差がかなり出るところかな、と思います。)
会陰切開の痛みの緩和方法
わたしは出産した夜の翌朝から、手作りのアイテムを使いました。「ヨモギ湿布」です。
わざわざ産前から材料を用意して、産後のフィトテラピーを試すぞ!と意気込んでいたのです。
これがとても効果があったと思っています!!
ヨモギ湿布とは、粉末のヨモギと里芋粉を水で溶かして硬めのペースト状にまとめたものです。
そこに、傷の治りを早めるために高品質なラベンダー精油をまぜてヨモギ湿布を作りました。
ヨモギ湿布を網目の粗いガーゼで包み、会陰部分にあたるように産褥パッドと自分の体の間に挟んで過ごし、1時間に1回以上は取り替えていました。
わたしは、産後ハイだったのと体内時計がしっかりしていて昼間に赤ちゃんと昼寝ができなかったのですが、ただ横になってじっとしていると、会陰の痛みだったり、産褥パッドががさがさして不快なのとか、色々なことに気づいてしまい嫌でした🥲
それもあって、とにかくヨモギ湿布をつくったり、とりかえたり、産後によいハーブティーを飲んだりして、忙しく?過ごしていました😂ヨモギ湿布のひんやり感やラベンダーオイルのスーッとした感覚で痛みや気持ち悪さも軽減しました。自分の子供の出産に、もし立ち会うことがあれば作ってあげたいものの一つです。(嫌がらなければ!ほん人の意思を絶対的に尊重したい)
ヨモギ湿布の効果効能
ヨモギ湿布には、止血、殺菌、痛み止め、虫刺されの症状緩和などの効果が期待できます。
天然生活 マイケア よつぎ整形外科内科 山下薬草店
- 止血作用:よもぎの葉の収れん作用により、出血を止める効果
- 殺菌作用:切り傷やニキビ、あせもなどの肌のトラブルに効果
- 痛み止め作用:虫刺されや神経痛などの痛みを緩和する効果
- 抗炎症作用:皮膚のかゆみを沈め、アトピー性皮膚炎の改善に役立ちます
- デトックス効果:体内の老廃物を排出する効果
- 血行促進作用:冷え性改善や新陳代謝の向上に効果
会陰切開の考え方
日本では病院のガイドラインでどちらかというと会陰切開をすることになっていると、フィトテラピーの先生から聞いたことがあります。それは赤ちゃんの命を優先するからです。
なので、まず、絶対に絶対に会陰切開をしたくないという人は産前から会陰マッサージをしっかりとして、バースプランにも「はっきりと会陰切開をしないお産」と表明した方がいいと思います。
でも、裂けるよりは切る方が綺麗に治るので、無理をしない方がいいと思います。わたしは「できればそりゃ切りたくないけど、裂けるとか怖すぎるから先生に任せる」スタンスでした。そもそも1度目の出産で切っていて、皮膚が少し硬くなった気がしていて、2度目の出産でもまぁ切るだろうなと諦めモード。
産後のマイナートラブル② 悪露の不快感
悪露は、まず漢字からして怖すぎる。なので、ひらがなで書かせてください。
おろは経血とはまた違った感じで、独特の匂いがあり、わたしは無理でした…。
そもそもおろというのは、こういったものだそうです。
出産後に子宮から排出される分泌物で、血液とリンパ液、脱落した細胞の粘液などが混ざったものです。
なかがわレディースクリニック
それで、おろがどんどん至急から膣を通って外へ出ていくわけなのですが、産後の傷につくと痛みやかゆみも出るし、不快感がすごいのです。
悪露の不快感の緩和方法
これを解消するには、①かなり頻繁にナプキンを変える ②前述のヨモギ湿布 がわたしには効果がありました。
ヨモギと精油の香りでおろの不快な匂いが薄れ、炎症も和らいだと思っています。ヨモギ湿布が用意できないかたも、頻繁にナプキンを変えることはかなり効果があると思います。
わたしは肌が弱いので、2度目の出産時には持参した生理用ナプキンを使用しました。産院からいただく産褥ナプキンはわたしにとって肌に刺激となり、良いものではありませんでした。今回の出産では持参したオーガニックコットンのナプキンをとにかくおろが出る度に交換しました。ものすごい量のナプキンを使用したので金銭的にダメージはありましたが、ここは致し方ないです。もし時間と体力が許すのであれば、たまにシャワーなどで洗い流し、しっかり乾かすことも効果的です。
産後のマイナートラブル③ 便秘と痔
わたしは出産後に便秘になってしまい、そこから便が硬くなり痔になってしまう。というものすごく辛い経験をしました…。痔の痛みってほんとにほんとに辛かったです、全ての体力を奪われます。。
まず前提として、母乳で体の水分が使われるからなのか、脱水気味になることから便が硬くなったと思っています。そして、便秘というと便が何日も出ない状態をさしますが、わたしの場合、便は出ていました。出るには出るけど、硬くて出づらいとか、硬くて切れ痔になってしまい、それが痛いまたは怖くて便が出せないという状況でした。
そして、体質的に水分を体に留めておくのが苦手な性質があると思っているので、そちらも踏まえて記していきます。
産後の便秘の緩和方法
産後の便秘や便が硬くなってしまうことへの緩和方法ですが、「水溶性食物繊維パウダーを摂る」と「温泉水やシリカ水を飲む」ことを挙げます。
水溶性食物繊維パウダーを摂る
便秘=食物繊維 と考えがちですが、便が硬くて困っている場合は水溶性の食物繊維をたくさん摂ることが効果的です。この場合に不溶性食物繊維をたくさん摂ると詰みます。不溶性食物繊維は便のカサを増やすものなので、とにかく便が大きくなり地獄となります😂
水溶性の食物繊維を摂ることで、便が柔らかくなり、排便も促されます。食べ物で摂ろうとすると、同時に不溶性食物繊維も摂ることになったり、なかなか量を確保できなかったりするため、パウダータイプが非常におすすめです。
ちなみにわたしが摂っている食物繊維パウダーは、産後落ち着いた今も活躍中。でも味がすごく嫌いです。変な甘さと苦さ?があります、、まだ残っている(また追加で買っちゃった)ので次は違うものをトライしてみます。
体質的に肉が体に合わないのですが、今でも肉を食べてしまった時に便が硬くなる予兆がして、そうすると怯えながらこのパウダーを飲みます😂そういう時は緊急事態なので味云々気にせず、頑張ります。今思いましたが、リンゴジュースとかで飲めば全然味がまぎれる気がします。
温泉水やシリカ水を飲む
これはわたしと同じような「体に水分を貯められない体質」の方におすすめ。わたしには水を飲んでも、飲んでも、すぐ尿で排出されてしまう…という悩みがあります。水を飲むタイミングや量がなにか間違っているのかもしれませんが、、、
そういう体質の方は少なからずいるらしく、温泉水やシリカ水が体に吸収されやすいと聞いたので試していました。たしかに肌が潤った感覚が実感できていたので、他の水を飲むよりは体にちゃんと吸収されていたのかな?と思います。困っている方は一度おためしあれ!

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