妊娠初期のマイナートラブルに役立った植物療法|つわり・頭痛・乗り物酔い・気持ちの落ち込みやイライラなど

今回は、妊娠初期のとてもデリケートな時期に活躍した植物療法(フィトテラピー)を記しておきたいと思います。
わたしの妊娠初期にあったマイナートラブルは、つわり・頭痛・腰痛・乗り物酔いでした。
きっと人それぞれトラブルの種類が違うように、体調や体質によって効き目もそれぞれだと思います。
ぜひ参考程度に見てみてください^^

目次

精油の芳香浴(アロマテラピー)|つわり・頭痛・気分の落ち込みやイライラに

妊娠時には、精油は基本的に芳香浴をするのに使いました。(マッサージなどには使っていません)

つわりにおすすめの精油

気持ちが悪い時にスッキリする香りを嗅ぐと、本当に気が紛れました!
わたしが使用した精油やおすすめの精油の種類はこちら。

  • ペパーミント
  • 柑橘系の精油
    • ゆず
    • オレンジスイート
    • レモン
    • グレープフルーツ
    • マンダリン など

わたしはペパーミントやゆずの香りがとても心地よく感じたので愛用していました。
柑橘系の爽やかな香りを嗅ぐとすっきりするという声をよく聞きます。
逆に、ローズやジャスミンなど濃厚な香りは避けた方がいいかなぁと個人的に思います。
妊娠中は香りの好みが変わる方もいるため、その時に自分が好きだなぁと思える香りで試してみてください^^

精油の芳香浴のやり方

芳香浴というとデュフューザーやアロマ対応の加湿器のイメージが強いと思います。
わたしの場合は、胃もたれでぐったりしている時間が長く、精油をデュフューザーに入れるのさえ億劫でした。
そんな感じだったので、無印良品でアロマストーンを購入しました(笑)
アロマストーンは、石に直接精油を垂らすだけでよく、ゴミも出ません。

何も持ってないよ!という方は、精油をティッシュに垂らすだけでもいいと思います。
他にもカップに熱湯を注いでそこに精油を垂らしたり。とにかく簡単な方法で!

妊娠中の頭痛におすすめの精油

妊娠初期は特に女性ホルモンのバランスが急激に変化する時期で、エストロゲンが大量に分泌されることによって頭痛が起こりやすくなります。
わたしは自律神経も乱れてしまい、以前よりも気圧の変化の影響を受けやすくなったり、少し疲れただけで頭痛がするように。
そんな時に役に立った精油を紹介します。

  • 真正ラベンダー(コモンラベンダー、イングリッシュラベンダー)
  • 柑橘系の精油
    • ゆず
    • オレンジスイート
    • レモン
    • グレープフルーツ
    • マンダリン など

つわりの時にもおすすめの精油に加え、真正ラベンダーも一押しです。
少しピリッとするようなフローラルな香りでリラックスすることにより、緊張を緩め、副交感神経を優位にします。
片頭痛にも緊張型頭痛にも対応できる万能な精油です。

妊娠中の乗り物酔いにおすすめの精油

  • ペパーミント
  • ユーカリラディアタ

ペパーミントは清涼感のあるスースーした香りに気持ち悪さが緩和されます。
ユーカリラディアタは、とても爽やかな香りでリフレッシュしたい時に。
消臭効果や抗菌効果があるので、空気の悪いところに行かなければならない時や乗り物酔い対策として、アロマスプレーにして持ち歩いています。
精油は直接塗布はせずに、アロマスプレーも空間や椅子、服などに噴射し、肌に直接つかないようにしています。
わたしが乗り物酔いするときは、揺れ以外にも温度と匂いに強く影響を受けるので重宝しています(T_T)

妊娠中の気分の落ち込みやイライラにおすすめの精油

妊娠初期は、ホルモンバランスの他に、自律神経も乱れやすくなります。
自律神経が乱れると気持ちが揺らぎやすくなったり、睡眠の質が下がったりします。
わたしはよく眠れないと疲れて日中イライラしてしまうし、かといって就寝前には不安な気分になってなかなか眠りにつけなかったりして、負のループにハマってしまっていました。
そんな時、こちらの精油たちには大変お世話になりました…(笑)

  • 真正ラベンダー
  • 柑橘系の精油
    • ゆず
    • オレンジスイート
    • レモン
    • グレープフルーツ
  • ローズマリー
  • サイプレス

ラベンダーの精油に多く含まれる成分に、酢酸リナリルとリナロールというものがあります。
この2つの成分は、鎮静作用にとても優れているので、気持ちがざわざわする時にはぜひ使っていただきたいです。

わたしは夜寝室に行くときに、ラベンダーの精油を垂らしたアロマストーンを持っていって、深呼吸をしてから眠りにつきます。
就寝前になんだか不安な気持ちになったり、心配事が次から次へと頭に浮かぶことがあったりしたのですが、ラベンダーの芳香浴をしながら深呼吸をするととても安らいだ気持ちになりました^^

日中に気持ちをリセットしたい時には、ローズマリーやサイプレスがおすすめです。
ローズマリーはシャキッとした香りで気持ちがクリアになるし、サイプレスは森林浴をした時のような心地になります。

ハーブティー、ドリンク|つわり・頭痛・睡眠不足・栄養補給

つわりにおすすめのハーブティー

わたしの場合ですが、つわり真っ只中の時、せっかく食べ物を食べてもその後に襲う胃もたれで気持ちが悪くなっていました。
はじめは日常的に飲んでいたハーブティーを飲む気すらぱったりとなくなってしまい、ちょっと悲しかったです。
次第に気持ち悪さが強くなってきて、どうにかして沈めたくて、つわりにいいとされるハーブティーを渋々飲んでみたら、胃の不快感や膨満感が和らいで楽になったのを覚えています。

種類は、わたしと同じタイプのつわりなら、胃腸の動きをサポートしてくれるものがおすすめ。

  • ペパーミント
  • ジンジャー
  • ジャーマンカモミール

ペパーミントの清涼感ある飲みここちには、とても助けられました。
とにかく胃腸が弱っていたので、胃腸の不調に良いとされるジャーマンカモミールを飲んでいました。
ジャーマンカモミールにはリラックス効果があるので、お仕事をしている方は夜に飲むことをおすすめします。

ジンジャーは一般的につわりに良いとされていますが、実はわたしにはだめでした。ジンジャーをメインにしたブレンドハーブティーだったのですが味や甘味がどうにも合わず。ちなみに妊娠前は普通に飲んでいました。
妊娠中にはそういうことも多々あると思うので、飲めそうなものを探してみてくださいね。

つわりが辛かった妊娠初期には、ハーブティーも精油の芳香浴と同様で、手軽に取り入れられる形に落ち着き、ルーズリーフのハーブティーではなく、ティーバッグタイプを選んでいました。
個包装のティーバッグではなく、大袋に入っているようなティーバッグタイプだとゴミも減らせるし、よりおすすめです。

つわりにおすすめのドリンク

空腹時に強く吐き気があったので、なるべく完璧な空腹にならないようにと飲んでいたのが梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)。
梅醤番茶は、梅と生姜と醤油を入れた番茶(ほうじ茶)のことで、味はほんのり酸っぱくて塩味のある香ばしいお茶という感じです。
わたしにとって、吐きづわりに効果抜群でした。

梅醤番茶は、作らなくても瓶入りのペーストが売っています。
空腹の吐きづわりは割とスピード勝負なところもあるので、お湯を注いだだけで手軽に作れるペーストがおすすめです!(笑)

手作りする余裕のある方は、こちらのレシピを参考にしてみてください。

梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)の作り方

材料(1杯分)
・梅干し 1つ(種類はなんでも大丈夫)
・生姜 小さじ2分の1(できれば生をすりおろしですが、チューブでも大丈夫)
・醤油 小さじ2分の1
・三年番茶の茶葉 適量(ほうじ茶でも可能ですが、三年番茶がおすすめ)
・お湯

作り方(1杯分)
①番茶の茶葉にお湯を注いで、番茶を作る
②出来た番茶に梅干しを入れて潰す
③生姜と醤油を入れて軽く混ぜたら完成

三年番茶がおすすめな理由は、番茶を三年間熟成させることによってカフェインが限りなくゼロに近くなるからです。
カフェインの摂取は絶対NGではないですが、デカフェやカフェインレスコーヒー、紅茶や緑茶にも含有されていて、日常的に少しずつはとってしまうものだと思うので、出来るだけ意識的に避けるのがいいのかなと思います^^

妊娠初期の頭痛と睡眠不足におすすめのハーブティー

胃腸の動きが悪くなってお腹に膨満感があったことや夜中にトイレに行くことが増えて、睡眠不足になっていました。
そこから更に自律神経の乱れ、頭痛のひとつの原因となっていたと思います。
頭痛に直接ケアするのは芳香浴でしたが、睡眠不足を解消するために就寝前にハーブティーを飲んでいました。

  • ジャーマンカモミール
  • リンデン

どちらもリラックス作用があるハーブです。キク科のアレルギーがある場合、ジャーマンカモミールは避けた方がいいので、ぜひリンデンをお試しください。
リンデンはふんわりと優しく甘い香りがするハーブティーです。
わたしは、これらのうちどちらかを眠る1時間半くらい前に飲んで、就寝直前にトイレを済ましてから眠るようにしていました。普段の生活では眠る1時間前くらいに飲んでいましたが、同じようにするとより一層夜中のトイレが増えるような気がしてもう少し前に飲むようにしていました。

妊娠初期の栄養補給におすすめのハーブティー

妊娠初期には、つわりで思うように食べられなかったり、疲れて消耗してしまったり、栄養が不足しがち。
特に吐きづわりの場合は水分も失われてしまうので、栄養と水分を一緒に補給できるハーブティーがおすすめです。

  • ハイビスカス
  • ローズヒップ
  • オレンジピール、レモンピール

ハイビスカスとローズヒップはブレンドして飲んでいただきたいハーブ。
市販されているハイビスカスのブレンドハーブティーには、大体ローズヒップが含まれていることが多いです。
クエン酸やビタミンC、ミネラルをたっぷり含んでいるので、疲労回復のための栄養補給にぴったりです。
また、酸味のあるさっぱりとした味わいは、つわりの緩和にも役立つかもしれません。

オレンジピールやレモンピールは、味を飲みやすくするのにも効果的です。
飲みにくいハーブティーがある場合やハーブティーの味に飽きてきてしまった時に、トッピングとしてブレンドするのがお勧めです。

さいごに

妊娠初期は、身体の変化によって心も揺らぎやすい時期。せっかく妊娠して嬉しいはずなのに、次から次へと起こるマイナートラブルに気持ちが落ち込んでしまう人もいるかと思います。
辛い時期は必ず数ヶ月後にはおさまるので、とにかく今はできるだけ休んで、1日1日を乗り切ってください。
みんな同じだから頑張れ!ではなく、同じように辛い思いをしている人も必ず居るので、挫けそうになっても一緒に頑張りましょうね(;_;)

コメント

コメントする

目次