3歳のむすこっ子が一昨日発熱しました。
保育園に行っていたのですが初めて早退しました。13時すぎに電話があって、その時は37.9度ありますと。
おでこや首元を触ったところたしかに熱っぽい。自宅に帰って再度測ってみると、37.4度。それから夕方くらいまで37.4度〜37.6度をうろうろしていたのですが、22時ごろにとうとう39.1度に。
熱が出ると熱性けいれんの不安がある
実はむすこっ子は、熱性けいれんを起こしたことが2回あります。1回目は1歳の時で突発性発疹の高熱の際におきました。これはわりとよくあることだそうで、しかも、熱性けいれんがこの1度きりということが多いそうです。
2回目は昨年の夏。2歳半のころでした。この時はとっても辛そうで、かわいそうでした…。
2回目の熱性けいれんを起こした時の記録や情報って意外となくて、検索でヒットするのは「ほとんどが1度きり」ということばかり。逆に不安になりました。なので、誰かのためになると信じて、熱性けいれんが2回目に起きた時のこともまたいつかブログに書きたいです。
解熱剤をいれるかどうか#8000に相談
夜に高熱になってから、パパと解熱剤を入れるかどうかで話しあいました 。
わたしは熱は高いけど、ご飯をモリモリ食べ水分も摂れていて超元気だからいらないのでは?という意見でした。また、解熱剤の効果が切れてまた熱が上がってきた時に熱性けいれんが起きやすいという情報を見たこともあり、それが心配でした。
パパは、一度夜寝かしつけたのに22時ごろに起きたのは熱が高いせいで眠れていないのでは?という意見でした。
こういう時は「#8000」に電話してみよう!ということで、電話して熱性けいれん持ちであるということを伝えた上で、解熱剤を使ったほうがいいか聞いてみました。
回答は「解熱剤の効果が切れてまた熱が上がってきた時に熱性けいれんが起きるという話もあるけど、高熱があって眠れていない場合もありますね…。わたしのほうでは判断しきれないので、夜間の病院を受診して医師に聞いてみるのがいいと思う」とのことでした。
(熱性けいれんについては解明されていないことが多いのか、実は#8000の人に相談しても毎回違うことを言われています。なので、わたしたちと同じような内容で電話しても同じ回答が返ってくるとは限らないと思います)
夜間診療の病院に行くことに
自宅近くにある大きな病院が夜間診療をしていたので、急いで行くことに。実は診療時間を少し過ぎていたのですが、電話で状況と家が近いことをお伝えしすると診てもらえることになりました。
過去2回の熱性けいれんを起こした際も救急車で向かった病院はこちらだったので、なんだか安心感もありました。
夜間診療の先生の診察とアドバイス
初めて診察を受ける先生でした。夜間診療は恐らく、その病院に所属している医師というわけではないのだと思います。救急車で運ばれた2回は同じ先生でしたが、夜間診療の時の先生はいつもバラバラです。
わたしたちが何を心配していて、何を先生に聞きたいのかがわかるように下記の事項を先生にお伝えしました。
・今39.1度あるが解熱剤を使うべきかどうか?
・熱性けいれんを過去に2回起こしている
・食べ物と水分は十分にとれていて元気もあるが、高熱で睡眠がうまくとれていないと思う
解熱剤の使用を躊躇している理由として、「#8000の方に解熱剤の使用後効き目が切れた時に熱が上がり熱性けいれんを起こす可能性というのもあるので、お医者さんに聞いたほうがいいと言われました」と話すと、
その夜間診療の先生は「そういうこと言う人いるんだよねー。実際に解熱剤と熱性けいれんの関連性ってわかってないことだからねー。ははは」という感じでした。わたしは解明されてないのなら、どちらの意見も否定できないなと思いつつも、解熱剤を使ったせいで熱性けいれんが起こるわけではないという情報も得てホッとしました。
というわけで、先生はとりあえずこの後帰宅したら解熱剤を使って様子を見てみてね。ということと、「今の時点ではのどもあまり赤くないし、まぁ風邪としか言いようがないね。だんだん他の症状が出てくると思う」とおっしゃっていました。
発熱から5日経った今の現状
熱性けいれん持ちであることからすごく心配していましたが、実は発熱は1日半しか続きませんでした。解熱剤を使用したのは夜間診療から帰宅してすぐの22:30頃の1度だけ。翌朝はまだ少し熱がありましたが、お昼頃には37.4度以下になり、そこからずっと熱は上がりませんでした。
その他の症状は、痰が絡んだような咳が寝起きと寝入る時を中心に少し気になる程度。鼻水が出たり、咳が止まらなかったりすることはなく、「ママ、こうえん! でんしゃ!いこう!」と1日中わたしをお出かけに誘うほど元気でした。(おうちで遊びました)
子どもはちゃんと強くなっている
今回の発熱から、わたしは自分も強くならなきゃと思いました。熱性けいれんというショッキングなビジュアルの特性上、わたしの中でかなりトラウマ化していて、熱が出ただけですごく怖がってしまっていました。寝ているむすこっ子が少しでも動くとけいれんが起きたのではないかと夜中でも目覚めたり、呼吸をちゃんとしているか夜通し確認したりといったことが、初めて熱性けいれんを起こした日から何度もありました。
熱性けいれん自体は複雑型ではない限りこの後の成長に悪さをするものではないし、身体の成長とともに消失するものということを、本当の意味でやっと理解できました。2回目の熱性けいれんが起こった時から、いくらそういう風に先生に言われて頭では理解していても心はついていけなくて、すごく心配していましたが、今回じぶんのむすこっ子の免疫力や回復力を目の当たりにして、もう大丈夫。そんな風に思えました。
なにごとも対立ではなく、調和。
それから、今回解熱剤を使用するか否かで夫ときちんと相談しあい、お互いの懸念をとっぱらえるように行動できたことは学びであったと思います。
わたしは正直、むすこっ子には本当にすごく元気があったので解熱剤を使うのはどうかな…と思っていました。もともと夫はかなり保守的で、自分自身の体調不良にもすぐありとあらゆる西洋医薬を使うタイプの人です。わたし自身の治療方針であるならともかく、今回は「ふたりが育てている息子」のことだったので、夫のバックボーンは関係なく、ひとつの意見として聞きました。
こういう緊迫した時は対立を生みやすいと思うのですが、建設的に話し合い、解決策に向かってすぐ行動できたのは、解熱剤を使うか否かは手段のひとつであって、目的ではないということをお互い認識できていたからだと思います。愛するわが子が苦しんでいる姿を見て助けてあげたいという思いは同じです。
今回はすぐに治ったのでよかったのですが、万が一また熱性けいれんが起きた際のことを考えるとやはり#8000と夜間診療に相談したのは良かったと思います。第三者の意見を聞くことは、良い家族関係を築く上でも重要だなぁと思いました。
そんな、子育て備忘録でした。
植物療法などを実践している方の中には、解熱剤の使用を迷う方も多くいらっしゃると思うので、なにかの参考になったら良いなぁと思います。
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